オーバーレイパネル(カバーレンズ)
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製品の特徴
オーバーレイパネル(カバーレンズ)
近年、自動車の安全基準の強化や自動運転技術の向上により、新たな部品や機器が搭載されてきており、更なる自動車重量の増加が予想されます。 一方で環境規制強化に伴い自動車の燃費の向上の潮流が加速している側面もあり、各部品の軽量化は常に求められています。 当社が製造する樹脂製オーバーレイパネルは、車載用タッチパネルの表面に採用され、従来主流であったガラスと比較して、軽量化を実現することはもちろんのこと、低価格化、三次元形状など、様々な市場のニーズに応えることが可能になりました。 当社では蓄積した技術力を基にお客様が求める機能に合わせたオーバーレイパネルの工法をご提案します。
成形工程と工法各種
ヒートアンドクール+圧縮成形
オーバーレイパネルの製造は、主に、成形・アニール・印刷・切削・塗装の工程があり、その全てを社内で一貫して行っています。その中でも成形工程では、ヒートアンドクールや圧縮成形を駆使することで、ウエルドレス、低リタデーションを実現し、当社オーバーレイパネルの意匠性及び機能性の基礎を生み出しています。
ハードコートモデル
ハードコートモデルは、印刷を施した透明成形品に対し、UVクリア塗装をすることで、深みのある均一な外観を実現。更に対指紋性や防眩性などの機能も付与することができる。当社では、全ての製造行程を社内で全て完結させることで、高品質、高歩留の生産を行っています。
フィルムインサートモデル
フィルムインサートモデルではお客様の多様なニーズに合わせたフィルムを独自に選定し、インサート成形を行います。フィルム賦型による三次元形状へも対応し、更には成形ノウハウとフィルム機能を掛け合わせることによるAG/ARの両立にも成功しました。 近年、意匠性、機能性の両立を中心に多彩な開発に努めており、より多様な技術提案が可能となっています。
次世代自動車関連技術
へのソリューション
この製品は、「つながるクルマ」「自動運転&安全」「快適室内空間」「軽量化」「サステナビリティ」の5つのキーカテゴリーに対しニーズに応えます。
- つながるクルマ
- <ニーズ>
5G / 6G通信、アンテナ、光ファイバー、半導体
- 自動運転&安全
- <ニーズ>
センサー/ カメラ / 測位システムの信頼性向上、エアバック、歩行者保護、事故ゼロ
- 快適室内空間
- <ニーズ>
静音性、高機能ディスプレイ、高意匠性、衛生 / 抗菌 / 抗ウィルス、高触感
- 軽量化
- <ニーズ>
CFRP採用拡大、GF軽量コンポジット、発泡成形材、低コスト量産加工技術、透明グレージング、接着 / 接合技術、マルチマテリアル
- サステナビリティ
- <ニーズ>
SDGs / CO2削減、循環社会実現、リサイクル材の実装、バイオ材料、CCU、グリーン水素技術