PRODUCT NAME

きしみ音対策材 HUSHLLOY®

素材
  • 他樹脂機能化学品
機能
  • KAITEKI空間
  • 軽量化
部品
  • 内装
  • 機構・構造部品
マーケット
  • 日本
テクノUMG株式会社
FEATURES

製品の特徴

HUSHLLOY®(ハッシュロイ)とは

プラスチック部品の嵌合部等から発生するきしみ音に対し、画期的な効果を有するスチレン系特殊熱可塑性樹脂「HUSHLLOY®(ハッシュロイ)*1」シリーズをご紹介します。 *1: 「HUSHLLOY®」はテクノUMG株式会社の登録済商標です。 プラスチック部品の嵌合部では、部品同士の擦れによって不快なきしみ音が発生します。これは接触面で生じる摩擦振動「スティックスリップ現象 *2」によって生じるもので、根本的な対策が難しく、また、CAEシミュレーション等による事前の発生予測も難しいため、製品設計における大きな課題の一つとなっています。 *2: スティックスリップ(Stick-Slip)現象: 固着(Stick)と滑り(Slip)が連続して発生することによる振動現象を指します。 これは、材料同士の表面粗さで引っかかりが生じた状態で力が加わることで材料がたわみ、弾性力が固着力を超えると滑ってエネルギーが解放、ふたたび材料が引っかかってたわむ…というサイクルが繰り返すことで生じます。この滑りが生じた際に材料が振動し、可聴域の音を発生した場合、不快なきしみ音となって耳に聞こえることがあります。 現在、きしみ音低減の対策として、きしみ音発生が疑われる部位へのグリス塗布や不織布貼付などが行なわれていますが、工数・費用の負担が大きく、施工ミスによる不良発生のリスクも生じます。 「HUSHLLOY®」を用いることにより、これらの工程が不要になり、グリス・不織布コスト、工程コスト、検査コストなどの製造コストが削減できることに加えて、効果が永続的に持続することによりグリス等の老朽化による低減効果の減衰を防止することも可能になります。

Hushlloy Intro

適用用途例

  • 自動車部品(インジケーター、エアコンリテーナー、カップホルダー、メーターハウジング等)

  • エレクトロニクス部品(デジタルビデオカメラ、ディスクトレイ、カーナビゲーション等)

  • 日用品(ベッド、椅子等)

製品ラインアップについては、耐熱、つや消し、ガラス入り、PCアロイ等を取り揃えており、いずれも従来のABS樹脂の特徴である物性バランスや成形加工性の良さ及び安定した成形収縮率を維持したまま、きしみ音対策機能を加えたものです。 「HUSHLLOY®」の機械物性及び成形収縮率は、従来のABS樹脂やPCアロイと同等であるため、現行の金型をそのまま使用して頂くことも可能です。 ぜひ、きしみ音でお困りの部位、きしみ音の発生が懸念される部位への「HUSHLLOY®」シリーズの使用をご検討下さい。

PDF資料

SOLUTION

次世代自動車関連技術
へのソリューション

この製品は、「快適室内空間」「軽量化」の2つのキーカテゴリーに対しニーズに応えます。

  • 快適室内空間
    <ニーズ>
    静音性、高機能ディスプレイ、高意匠性、衛生 / 抗菌 / 抗ウィルス、高触感
  • 軽量化
    <ニーズ>
    CFRP採用拡大、GF軽量コンポジット、発泡成形材、低コスト量産加工技術、透明グレージング、接着 / 接合技術、マルチマテリアル
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