サスティナブルPMMA（ケミカルリサイクル　開発中）

アクリル樹脂は、熱分解により高収率で原材料(MMAモノマー)に戻る特性を持ったケミカルリサイクルに適した樹脂です。

市場から回収したアクリル樹脂をケミカルリサイクルすることでMMAモノマーを製造し、それを原料としたアクリル樹脂を製造します。

赤色など着色されたアクリル樹脂でも熱分解で得られた粗MMAを蒸留精製することで無色透明なMMAモノマーにすることが可能です。

化石原料から製造したMMAモノマーを原料としたアクリル樹脂と同等の品質を目標とし、事業化を検討中です。

カーボンニュートラルに向けた提案

化石原料から製造したMMAモノマーを原料としたアクリル樹脂と比較して50％以上の排出CO₂削減見込

大型外装への適用（開発中）

使用済みの車両から回収されたアクリル樹脂をケミカルリサイクルすることにより獲得したアクリル樹脂原料（MMA）によるリサイクルアクリル樹脂を使用。 従来の化石由来原料により製造されたアクリル樹脂と同等の性能品質を発揮。 車両大型外板への適用を目指し、無塗装高光沢外観の発揮に加え、リサイクルにより再度同一部品をはじめ、光学レンズ、導光体など、従来と同等のアクリル樹脂製品として繰り返し利用可能。 これにより、素材そのものに加え、外板製造時、車両廃棄時の発生CO₂の削減＊）、外板塗装工程によるVOC削減によるに大きく貢献できる可能性を兼ね備える。 ＊）車両廃棄時に使用済み部品が回収・焼却された場合との比較