生分解性樹脂 BioPBS™(バイオPBS)
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製品の特徴
ポリブチレンサクシネート(PBS)
ポリブチレンサクシネート(PBS)は、自然界の土中の微生物の力で水と二酸化炭素に自然に分解される生分解性プラスチックです。PBSは、一般的な生分解性樹脂の中では高い耐熱性を持ち、繊維などとの相溶性も高いという特徴を有しています。
BioPBS™をベースにした生分解性樹脂コンパウンド
特徴
ポリブチレンサクシネート(PBS)は、自然界の土中の微生物の力で水と二酸化炭素に自然に分解される生分解性プラスチックです。 PBSは、一般的な生分解性樹脂の中では高い耐熱性を持ち、繊維などとの相溶性も高いという特徴を有しています。これら特色を活かし、単体では発揮できない性能を他樹脂、素材との複合材として実現することも可能です。 三菱ケミカルは、PTT Global Chemical Public Company Limited(本社:タイ・バンコク、「PTTGC社」)と折半出資子会社のPTT MCC Biochem Company Limited(本社:タイ・バンコク、「PTT MCC Biochem社」)を設立し、自社が保有する石油化学製品製造で培われた高度なプロセス技術、および国内外に多数保有する特許群をPTT MCC Biochem社にライセンスしました。 PTT MCC Biochem社は、2017年より植物由来のコハク酸と1,4ブタンジオールからなるバイオPBS(商標:BioPBS™)の商業生産を行っています。 また三菱ケミカルは、BioPBS™の優れた相溶性と生分解性を生かし、新たな機能をBioPBS™に付与するコンパウンドについても開発・製造・販売を行っています。
用途
従来からある農業用マルチフィルムなどの生分解性用途に加え、BioPBS™が2016年1月に米FDAの「食品接触物質の届出(FCN)」制度に関する認証を取得したのに伴い、使い捨て食器や紙コップ、ガスバリア包材などの食品包装材用途でもご使用いただいています。